治りにくい神経痛は「グルテン」や「糖質」に原因があるかも

椎間板ヘルニアや坐骨神経痛による神経痛が、なかなか治らない、改善しないと感じている方へ。
その原因は「グルテンや糖質の過剰摂取」によって体内で炎症が収まらず、神経が刺激され続けていることにあるかもしれません。

椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を引き起こす原因が、神経の圧迫だけでなく「神経周辺で起こる炎症」と言うことを、以前記事に書きました。今回の記事では、その炎症の原因が「糖質の過剰摂取」によって起きているかもしれないということについて解説します。

グルテンや糖質が「炎症」を長引かせる

グルテンや糖質を摂り過ぎると、以下のようなメカニズムで炎症が持続しやすくなります。

  • 血糖の急上昇
    食後に血糖値が急上昇すると、IL-6やTNF-αといった炎症性サイトカインが増加し、体の炎症反応が活性化されます。
  • AGEs(終末糖化産物)の蓄積
    余分な糖が体内のタンパク質と結びついてできるAGEsは、組織を劣化させ、慢性的な炎症を引き起こす原因になります。
  • セリアック病(自己免疫疾患)
    グルテンに対する免疫反応が腸を攻撃し全身性の慢性炎症が起こる。
  • 腸内環境の悪化(リーキーガット)
    グルテンや糖質が多い食事は、腸内環境のバランスを崩し、腸内バリアを壊してしまいます。これにより、炎症性の物質が血中に流れ出て、全身に炎症が広がります。

炎症が続くことで神経が過敏になり痛みが治らない

通常であれば、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を引き起こしている炎症は時間とともに回復していきます。しかし、グルテンや糖質の摂りすぎによって、体内で炎症が持続すると、神経がいつまでも刺激を受け続けてしまうのです。

その結果

  • 痛みやしびれがなかなか治らない
  • 病院や治療院へ通っても、なかなか良くならない
  • 痛みを脳が学習してしまい、痛みがとれない
  • 痛みによって自律神経が乱れてしまう

こういった負の連鎖に繋がってしいまいます。

対策|食事を見直すことで炎症と痛みを軽減できる

グルテンや糖質の過剰摂取による炎症の対策は、グルテンや糖質を控え、低GI食に切り替えることで、体内の炎症反応はかなり改善されることが多いです。他にも「トランス脂肪酸」や「オメガ6脂肪酸」も体内で炎症を引き起こします。

炎症を引き起こす食品

普段から以下のものをたくさん摂っている人は、食事を見直してみましょう。

【トランス脂肪酸】
加工食品、ケーキ、クッキー、ベーグル、クラッカー、他

【精製された砂糖】
白砂糖、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)、コーンシュガー、コーンシロップ、スクロース、他

【グリセミック指数(GI値)の高い食品】
ごはん、パン、麺などの炭水化物、他

【オメガ6脂肪酸を多く含む油】
食物油、ナッツ、肉、他

【グルテンを含む食品】
小麦製品、パン、麺、他

抗酸化・抗炎症作用のある食品

逆に、炎症を抑える食品を積極的に摂りましょう。赤や青など色が鮮やかな野菜や果物に多く含まれている場合が多いです。

【発酵食品】(腸内環境を整えて炎症を抑える)
納豆、みそ、ヨーグルト、キムチなど

【ビタミンC】
パプリカ・ブロッコリー・キウイフルーツなど

【ポリフェノール】
赤キャベツ、赤玉ねぎ、パプリカ、ベリー、ぶどう、チェリー、梅、エクストラバージンオリーブオイルなど

【カロテン】
ニンジン、カボチャなど

【オメガ3脂肪酸】
青魚、えごま油、亜麻仁油など

他にも抗酸化・抗炎症作用のある食品がありますので、調べてみてください。

まとめ

「グルテン・糖質=エネルギー源」というイメージがありますが、摂りすぎは慢性炎症や神経系に悪影響を与え、痛みの慢性化を引き起こすリスクがあります。

神経痛がなかなか取れない方は、まず食事から見直してみることが回復の第一歩になるかもしれません。

参考資料

  • The Neuropathology of Gluten-Related Neurological Disorders: A Systematic Review
    PMCID: PMC7146117
  • Inflammation and metabolic disorders
    DOI: 10.1038/nature05485

この記事を書いた人

中央林間カイロプラクティックオフィス 興津 尚之

カイロプラクター

【資格・所属】
日本カイロプラクティック徒手医学会 正会員
マニュアルメディスン研究会 正会員
公益財団法人 日本スポーツ協会 認定スポーツプログラマー
Bachelor of Engineering(工学)

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臨床経験は17年以上。空手・ソシアルダンス・ラグビーの競技大会での選手のサポート経験あり。一般の方から、プロスポーツ選手に対する施術経験あり。


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